見た目で判断してはいけない

今日職場の人に聞いた話。電車に乗っているといかにもこれから借金の取り立てに行きまっせーというようないでたちの男が乗ってきた。その男は端の三人掛けの席の真ん中に座ると携帯を取り出し周りの迷惑を顧みずに話し始めた。会話の内容も容姿と合致した内容。その隣に座っていた男性は、毛糸の帽子をかぶりメガネをかけ紙袋を隣に置き漫画を読んでいた。その風貌はいかにもオタクっぽい姿。そのオタク男は言ったそうな「電話を止めてください」と。それに対し取り立て男は「うるせー!だまってろ!」と怒鳴り返した。誰もがドラマの影響を受けたオタク男が無謀な勇気を振りかざし現実はそううまくいかないといった眼差し。しかしそのオタク男が次に取った行動とは……

懐から警察手帳を取り出したそうな
そう、そのオタク男は私服警官だったようで、意外な返しに取り立て男はおよそ自分の降りる駅ではないだろうところで一目散に逃げたそうな。