風流江戸雀さっそく読了

4ページ構成で二句の古川柳を当てた漫画。江戸当時の人ならばその句を聞いて「うまいこというねぇ」なんて言ったかもしれない。現代において江戸の庶民文化に造詣が深ければ当時の情景が想像するは易いかもしれない。けれどそんな知識を持ち合わせない自分としてはいまいち句では想像するに足らないのだけど、この本では生活のひとコマに当てはめることによって窺い知ることができるので素晴らしい。そしてそれらが特段特別なことでないく、日常のことばかりなのであたかも時代を覗き込んでいる気分になる。漫画で日常を描き、ほらその証拠に当時の人はこんな句を詠んでいたんですよ、そんな杉浦氏の語りが聞こえてきそうな本。江戸好きなら。

風流江戸雀 (杉浦日向子全集 (第6巻))

風流江戸雀 (杉浦日向子全集 (第6巻))

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